Tuesday, August 2, 2011

オーストラリア −多分化社会の選択− の読後メモ


 オーストラリア −多分化社会の選択− 杉本 良夫
  • オーストラリアには古くからコーヒー文化が根付いている。
  • これはイタリア人がオーストラリアへの入植時に持ち込んだ文化。
  • wog イタリア系、ギリシア系の人たちを指す差別語。
  • the wog boy という映画が、移民についての差別的なステレオタイプを喜劇に仕立て上げ、反響を得た。
  • 遠隔地ナショナリズム
  • Homosexual 歓迎の不動産屋 -> 通常子供がおらず、ダブルインカム
  • 法律婚と事実婚の間に権利的な隔たりがない(e.g. 事実婚でも法律婚同様の相続の権利がある)
  • 1年以上の同居関係があると事実婚とみなされる
  • ある一定期間経過後に事実婚から法律婚に切り替えるのが一般的
  • 共同名義の銀行口座(Joint Account)を作る、ということが夫婦間の信頼関係を築くうえで大きな意味を持つ
  • 夫婦別姓
  • 子供の姓は選択する事ができる
  • hyphen kids とよばれる、両親の姓をハイフンでつなげた姓を持つ子供が多数いる
  • 自身の氏名も簡単な届け出のみで変更する事ができる
  • 実際に氏名を変更している人の数は、年間でニューサウスウェールズ州で12,000人、ビクトリア州では8,000人にのぼる
  • オーストラリアには戸籍制度、住民票制度がない、というか戸籍制度は東アジアのごく限られた国のもの
  • 引越しをしても役所に届けを行う必要はなく、郵便電気ガス水道利用の届け出、銀行等の登録住所変更のみ
  • 国籍保有者と永住権保有者の権利上の違いというと、参政権くらい?
  • オーストラリアにおいて、参政権は権利であるとともに義務。投票に行かないと罰金が科せられる。結果、オーストラリアの投票率は常に100%近い状態。
  • 投票の際には、投票者に順位を付けていく。選択肢の中から一つ選ぶ、という方式ではない。
  • オーストラリアには Prosumer が多数おり、DIYが盛ん。
  • 白豪主義を乗り越えて他民族国家へと移っているものの、アボリジニーに対する差別が残っている。

No comments:

Post a Comment