Monday, November 26, 2007

軍事特許に非公開制度?

どうして日本の特許権に
  • 製品や技術の製造/販売の独占
  • 差し止め
というような強い権利が付与されているのかというと、
自社で秘密にしておいてもよいものを広く社会に公開することで、日本の産業発展を手助けしているご褒美
ということになっている。これは特許法の基。
技術流出、新法で防止・経産省方針、軍事特許に非公開制度

  経済産業省は重要技術の流出を防止するため、包括策を盛り込んだ新法をつくる方向で検討に入った。軍事への転用が可能な技術を含む特許情報を非公開とする 「秘密特許制度」の導入が柱。特許公開の原則に例外を設け、外国の政府・企業やテロリストの閲覧を防ぐ。情報漏洩(ろうえい)に対する刑事罰強化も検討す る。国の安全や産業競争力が損なわれる事態を未然に食い止めるのが狙いだ。
出典:NIKKEI NET 2007/11/26
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20071126AT3S1500W25112007.html

あまりにも権利者側に傾きすぎてはいないだろうか?

世の中になんの利益ももたらさないのなら不正競争防止法で保護される”営業秘密”で
対応すべき、現在の不正競争防止法では不足だ、というのなら、よく考えて作り直してくれ、
と考えるのは私だけではないことでしょう。

そもそも技術の流出を懸念するなら社外へ出すべきではなかろうに...。

Friday, November 2, 2007

外山さんの「思考の整理学」

物事をよくなすための方法論にはいくつか種類がある。
  • 大脳生理学的アプローチ
  • 心理学的アプローチ
  • 経験的アプローチ
方法は違えど こうするとぐあいがよい という部分はどれも同じだったりするからなんとも愉快。
多面的に検証がなされている、と考えると、結論の部分はかなり確かなものなのか。

「思考の整理学」は経験的アプローチを紹介する本の中でも、
梅棹さんの「知的生産の技術」と併せて人に勧められる内容でした。
プッシュしてくれた丸善さん、ありがとう。

"見つめるナベは煮えない"
"朝飯前"
”ひとりでは多すぎる。ひとりでは、すべてを奪ってしまう”
"人間は、文字による記録を覚えて、忘れることがうまくなった"
”琵琶法師の集団的功績"
"ピグマリオン効果”
"馬上、枕上、厠上"
"夜目、遠目、笠の内"
”書きだしたら、あまり、立ち止まらないで、どんどん先を急ぐ”
”散歩学派”